Inhalation Exposure Systems

吸入ばく露試験装置
MIC & CIS

吸入ばく露試験を始めたいが、専用建屋を建てるほどの
スペースも予算もない。
そのような研究者・施設に向けて、当社は30年以上にわたる技術をもとに、
既存の実験室に設置できる吸入ばく露試験システムを提供しています。

AAALAC準拠 OECD試験ガイドライン対応 GLP対応(FDA 21 CFR Part 11) 約10機関・50台超の納入実績

「全身ばく露の信頼性を、既存の実験室スペースで。」

MIC(Multipurpose Inhalation Cage)は、従来の全身吸入ばく露試験装置が抱えていた「大型チャンバー・専用室が必要」という課題を解決するために開発された、小型全身ばく露システムです。市販の実験動物飼育ケージをベースに独自設計を加え、AAALAC基準に準拠した実験環境を省スペースで実現します。

FEATURE 01

専用建屋不要― 既存の実験室に設置できる

従来の全身ばく露装置は1チャンバーだけで1〜2 m³のステンレス躯体があり、4濃度+コントロールの標準的な試験では500 m²超の専用施設が必要でした。MICはチャンバー1台あたりラット5匹・マウス10匹というスモールスケール設計に切り替えることで、全システムをおよそ5×4 m程度のスペースに収めることができます。大規模設備なしに吸入試験を始めたい研究者・施設にとって、現実的な選択肢です。

FEATURE 02

被験物質の使用量を大幅削減― 高価な被験物質でも実験できる

チャンバーをコンパクト化したことで、試験に必要な被験物質の量が大幅に減少します。新規化学物質やナノ材料など、合成・調製コストの高い物質での実験に適しています。

FEATURE 03

多濃度展開が可能― 試験設計の自由度が上がる

チャンバーを試験目的に応じて自由に増減・組み合わせることができます。各チャンバーの濃度は個別に制御できるため、用量反応試験への柔軟な対応が可能です。

FEATURE 04

動物への拘束ストレスがない― データ信頼性に直結する

鼻部ばく露方式では動物を長時間ホルダーに拘束するため、体重増加抑制などのストレス応答が生じ、試験結果に影響する可能性があります。MICは全身ばく露方式のため、動物は無拘束状態で試験を受けます。動物福祉の観点からも、データ信頼性の観点からも優れた方式です。

FEATURE 05

独自の渦流拡散構造― 特許出願技術による濃度均一性

ホッパーの給気口に特許出願された渦流拡散構造を採用。被験物質をチャンバー内に均一に分散させます。各チャンバーは個別の圧力制御により陰圧を維持し、被験物質の外部漏洩を防止します。


こんな用途に最適
  • 毒性試験・安全性評価(OECD試験ガイドライン準拠)
  • 農薬・工業用化学物質・ナノ材料の吸入毒性評価
  • 医薬品開発における吸入毒性・薬理試験
  • 大気汚染物質・粉塵の暴露影響研究

主な仕様
対応動物マウス(10匹/ケージ)、ラット(5匹/ケージ)、モルモット・ハムスター等
ばく露方式全身ばく露(オプションで鼻部ばく露にも対応)
被験物質有機溶剤ガス(〜2,000 ppm)、粉塵(〜5 mg/L)、ミスト(〜1 mg/L)、たばこ煙・自動車排気等
チャンバー外形320 × 550 × 455 mm(1チャンバー)
排気処理プレフィルター+活性炭フィルター+HEPAフィルター
準拠基準AAALAC、OECD試験ガイドライン
電源AC100V 15A

※ モデルラインアップ:MIC-A01(1チャンバー)〜MIC-A06(6チャンバー) 試験規模・動物種に合わせてご提案します。


他方式との比較
比較軸MIC(当社) 従来型大型
全身ばく露装置
一般的な
鼻部ばく露装置
設置面積既存実験室でOK(〜20 m²)専用室500 m²以上小型だが発生器等が別途必要
動物拘束無拘束(全身ばく露)無拘束長時間拘束あり
複数濃度試験チャンバー増減で多濃度展開が可能可能だが大型・高コスト基本1濃度/1台
被験物質消費少量でOK(コンパクト設計)大量消費少量でOK
導入コスト高(建設費含む)低〜中
30年+
継承した技術の歴史
50台+
アジアを中心とした累計納入台数
10機関+
公的機関・大学・CROへの導入実績

試験規模・動物種・被験物質の種類に合わせたシステム構成をご提案します。

お問い合わせ・見積り依頼

「1台で、鼻部も全身も。多濃度試験も。」

CIS(Compact Inhalation System)は、鼻部ばく露と全身ばく露の両方式に対応できる吸入ばく露試験装置です。コンピューター制御・排気処理・ばく露ユニットをひとつのキャビネットに統合したオールインワン設計で、1台で最大6濃度の同時試験が可能です。

FEATURE 01

鼻部・全身、どちらにも対応― 導入後に試験設計を変えられる

従来の吸入ばく露試験装置は、導入時点で「全身ばく露専用」か「鼻部ばく露専用」かを決定する必要がありました。試験計画が変わっても装置を買い替えるしかありませんでした。CISはユーザー自身がばく露ユニットを付け替えることで、全身ばく露チャンバー(MIC)と鼻部ばく露チャンバー(NOHS-66)を切り替えて使用できます。

FEATURE 02

1台で最大6濃度の同時試験― 他にない差別化ポイント

一般的な鼻部ばく露装置は「1台=1濃度」が基本です。複数濃度での用量反応試験には台数分の装置が必要になります。CISは1台の分配型チャンバーに最大5匹のホルダーを接続でき、4本の分配構成で4濃度を同時に試験できます(最大6濃度の実績あり)。試験の効率と経済性が根本的に異なります。

FEATURE 03

少量の被験物質で実験できる― 開発初期段階や希少物質に対応

コンパクトなエアフローシステムにより、少量の被験物質から発生したエアロゾルを効率よくホルダーまで届けます。合成量が限られる新薬候補化合物や、調製コストの高い試験物質での実験に適しています。

FEATURE 04

デジタル制御とリアルタイム記録― GLP対応の試験データを提供

デジタルマスフローコントローラーによる精密なエアフロー制御と、温湿度・圧力・流量・エアロゾル濃度のリアルタイムモニタリング・記録を標準装備。FDA 21 CFR Part 11にも対応可能で、GLP施設での使用に適しています。

FEATURE 05

陰圧アイソレーター筐体― 作業者と環境への安全配慮

装置全体がドア付きの陰圧アイソレーター構造になっており、被験物質の外部漏洩を防止します。正面とサイドからのアクセスが容易な設計で、動物の出し入れや日常のメンテナンス作業性も確保しています。


こんな用途に最適
  • 新薬候補化合物の吸入毒性スクリーニング(前臨床)
  • 農薬・化学物質の鼻部ばく露毒性試験
  • 吸入器・エアロゾル製剤の評価試験
  • 少量の被験物質を用いたパイロット試験

主な仕様
ばく露方式鼻部ばく露 / 全身ばく露(切替可能)
鼻部ばく露ポート数最大12匹(ラット)+サンプリング4ポート(NOHS-66)
最大濃度数1台で最大6濃度同時試験(実績値)
流量制御デジタルマスフローコントローラー
給気流量0.0〜25.0 L/min(BC-25モデル)
記録計YOKOGAWA製(GLP対応)
排気処理サイクロン集じん器+バブリングフィルター+活性炭フィルター+HEPAフィルター
筐体ドア付き陰圧アイソレーター
電源AC100V

他方式との比較
比較軸CIS(当社) 一般的な鼻部ばく露装置
(マニュアル型)
大型鼻部ばく露装置
多濃度試験1台で最大6濃度基本1濃度/1台1台1濃度が基本
全身/鼻部切替両方式に対応(切替可能)鼻部専用専用機が別々
デジタル制御デジタルMFC+PC記録マニュアル操作デジタル制御
GLP対応FDA 21 CFR Part 11対応可非対応対応
設置スペース1台で完結(省スペース)小型大型(専用室推奨)
価格帯中〜高低〜中
30年+
継承した技術の歴史
50台+
MIC・CIS合計の累計納入台数
10機関+
公的機関・大学・CROへの導入実績

試験規模・動物種・必要濃度数に合わせたシステム構成をご提案します。

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